勝手に熊本応援 その2
さて、今回から熊本のネタについて書いていくこととする。
まず、なぜ私が熊本県に対して愛着を持っているのか、述べることとする。
私の祖先は、元首相細川護煕さんのご先祖にあたる細川氏に仕えてきた家柄である。
明治時代に事業に失敗し、多大な財産を失ってしまった。
父の家系は、祖父、父、叔母が済々黌高校出身で、叔父が熊本商業出身である。
そして、叔母は済々黌を卒業後、熊本大学に進学したのだが、熊本大学と済々黌は道を1本隔てて隣り合っており、文字通り高校と大学が超のつく地元密着だったのである(なお、叔母のように、済々黌から熊本大学に進学することは珍しくないそうである)。
さて、叔母と父が卒業した済々黌は、進学校として九州で有名であるが、同時にほぼ10年周期で甲子園に出場する学校である。最近では、早稲田大学の主戦投手の大竹君を擁して、夏春2大会連続出場を果たしている。
野球では、広島カープの黄金期をつくった古葉監督も甲子園で活躍された。そして、センバツで初めて優勝旗が関門海峡を渡ったことも、知られている。また、叔父の卒業した熊本商業も、何度か甲子園出場を果たし、中日などで活躍された江藤兄弟(慶應義塾大学の元監督は弟さん)を筆頭に、名選手を輩出している。
さて、私の父が高校に入学した春は、まさに済々黌が並みいる強豪を倒してセンバツを優勝した年であった。
校長先生は、方々に出かけたために熊本に戻ることができず、入学式に出席できなかった逸話もある。
また、父の実家の近所には、そのときの優勝監督さんが住んでおられ、亡き祖父と亡き優勝監督さんが頻繁に野球談義をされていたとのこと!
そして、私の物心がつくころには、父から熊本の野球事情を刷り込まれ、かつ甲子園で毎回必ず目にするのは熊本の代表だったため、自然と熊本のチームに愛着を持つようになるのである。(続く)
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