鍼灸師を目指す脱サラ男のブログ

元サラリーマンの中年が鍼灸師合格までを綴る日記

私の尊敬する指導者 その2

今回も、前回に引き続き、私の尊敬する指導者について述べる。

 

その方は、あるカテゴリーの指導者。年齢は中堅。全国大会でも準優勝を筆頭に、何度もベスト8以上に入っている。そして、とても勝負強い指揮官として知られている。

 

この方もまた、とても謙虚で向上心が高い。そして、本物の勝負師ということだ。

 

その指導者の方とスコアラーとして関わらせていただいて感じたのは、一言で思い切った決断をされるということだ。

 

現在プロで活躍しているあるキャッチャーのいるチームと対戦したときのこと。スタッフ・ミーティングで、「ひょっとすると、スローイングに問題があるかも知れない」と伝えた。

 

そのキャッチャーは、全国大会で他のチームが恐れをなして盗塁を仕掛けることすらさせないことでも知られていた。しかし、私はちょっとした場面をチェックして、そのことを伝えたのだ。

 

試合では、3点リードを許していた場面で、なんと盗塁を仕掛けた。そして、送球が逸れて盗塁成功。その後、盗塁を立て続けに決め、なんと1試合で3回も成功。

 

そして、盗塁成功などを足がかりに、チームは逆転勝ち。また、そのキャッチャーは大会前はプロからの注目度は相当高かったのが、大会終了後に「送球に問題あり」として大きく評価を下げることとなった。

 

正直、私もスタンドで観ながら、本当に心臓に悪いと感じる場面が何度もあった。しかし、1度は悠々アウトになったものの、残り3回はボールが大きく逸れて悠々セーフ。

 

試合終了後、監督さんと話をしたときに、「3点差で負けてたからギャンブルをしない限り勝てないと思ってた。まさか、あそこまではまると思わなかった」と言われた。

 

私は、正直根拠は挙げつつも、自信のないことを報告した。にもかかわらず、試合では積極果敢な攻撃をされたその指揮官に、心の底から勝負師の魂を感じずにはいられなかった。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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