私の尊敬する指導者 その１

今回は、私の尊敬する指導者について述べる。なお、名前とチームについては、明かさない。

この指導者は、現在では甲子園の強豪にもなった某高校の初代監督である。そして、現在では、女子野球の重鎮でもある。

彼は、年齢は既に５０歳を優に超えておられるにもかかわらず、常に謙虚な姿勢を持ち、日々成長をするために努力をしておられる。

あるとき、一緒に食事をしながら、自分のチームにアンダースローの好投手が入部することを教えてくださった。そして、入部したら西武の牧田投手のビデオをたくさん見せて、ピッチングをさらに勉強させたい、とおっしゃった。

その後、テレ朝のGET SPORTSで牧田投手の特集があり、私が収録していることを伝えたところ、「ぜひ見たい！」とおっしゃったので、ダビングして差し上げた。

そして、感想をおっしゃった上で、そのDVDをそのピッチャーに見せたとのこと。その彼女は、何度もDVDを見返して、そしてチームのエースとして活躍している。

また、教え子には何人も女子プロ野球選手がいるのだが、その女子プロ野球選手に女子プロのトレーニングなどを教えてもらうことがある、というのだ。

男子の場合には、現役・引退後問わず、プロ野球選手から指導を受けたりすることは、様々な制約がある。しかし、女子野球の場合には、そのような制約がない。

そういう利点を十分に理解して、お互いに情報交換をしながら指導に生かしているというのだ。

こういう向上心を持ち続ける指導者こそが本当に尊敬に値すると思うし、私もその姿勢を学びたいものだ。

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