鍼灸師を目指す脱サラ男のブログ

元サラリーマンの中年が鍼灸師合格までを綴る日記

春先のピッチャー

センバツは先日終わり、地域によっては、すでに各地の都道府県大会も進んでいる。また、大学野球はこの週末から開幕する地域もある。

 

今回は、この時期のピッチャーの球速について簡単に述べてみる。

 

一般的に、ピッチャーのスピードが上がってくるのは5月のGW頃になると思って差し支えない。理由は簡単で、今の時期だと日によって寒暖の差があるのと、実戦経験が圧倒的に不足しているからだ。

 

高校野球だと、本人の力量に対して、個人差が大きい。一流のピッチャーでも、この時期はピッチャーによっては本当にスピードが出ない。

 

大阪桐蔭の高山君など、明治神宮大会では150キロを筆頭に、140台後半を連発していた。しかし、敗退した木更津総合戦では130キロソコソコが多かった。

 

また、前評判が非常に高かった花咲徳栄の高橋君も昨夏に比べると、明らかにスピードが上がっていなかった。

 

一方で、創志学園の高田君などは、明治神宮大会のときと変わらないか、全体としてはそれよりも速いボールを投げ込んでいた。これは、冬場のトレーニングがうまくスピードに直結していた典型である。

 

今から3年前のセンバツで、当時2年生だった済美の安楽君(現楽天)が152キロをマークして、夏の県大会で157キロをマークしたように、高田君もさらにスピードが上がるだろう。

 

もちろん、この大会ではまだまだスピードが上がってこなかった選手に希望がないかというと、そういうことはまったくない。あくまでも、センバツに調整が間に合わなかっただけ。

 

実は、過去に大学最速となった澤村君(現巨人、当時中大)、菅野君(現巨人、当時東海大)、さらに当時2位だった大石君(現西武、当時早稲田大)の最速をマークした試合も、目の当たりにしたことがある。

 

彼らのスピードの記録が出たのは、例外なくGW頃からで、春先にはそれなりのスピードしか出ないモノと思っていただいた方がいい。

 

もっとも、野球はアウトを取れる手段がいくつもあるに越したことはないので、スピード絶対主義的な考えは私は採用していない。

 

ただし、スピードがそれなりにあって、コントロールも考える力もあれば、それは大きなアドバンテージだと思っている。

 

さて、話は少し脱線したが、前回述べたスプリングエルボー、スプリングショルダーの問題もあるので、ケガには最新の注意が必要な時期でもある。

 

そういうことを気をつけて、今の時期にソコソコのスピードが出るようであれば、暖かくなればもっとスピードが出る。ぜひ今後の各選手のパフォーマンスに注目してほしい。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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