勝手に熊本応援 その5
さて、今回は済々黌が夏の甲子園の切符を掴んだ時の話である。父に、甲子園に連れていくことを提案した。しかし、父からは断られてしまった。
その理由は、甲子園の夏の暑さとそれによる体力の不安だった。たしかに、甲子園は毎年暑いことは誰もが知っている。しかも、35度近い気温になることも珍しくない。
結果的に、父には断られてしまった。しかし、家族で甲子園に行ってもいいというのもいたので、高速バスで行くことにした。
さて、甲子園だが、正直働いている人間にとっては、組み合わせが決まるのが遅いため、仕事の調整などをするのにとても大変だ。しかも、雨で試合が流れたりすると、本当にたまらない。
幸い、私が甲子園に行った時には2度とも順延などがなかったため、問題はなかったのだが、もし順延などがあったら…と思うとたまったモノではない。
スコアラーとして大学にも携わっているが、大学の場合には組み合わせが早く出るので、仕事などの調整がとてもスムーズに行く。しかし、甲子園は本当に綱渡りになる。そのことを考えてほしいと本気で思っている。
さて、話を本題に戻す。
試合の行われる日は、お盆の初日の第2試合。相手は、センバツでベスト8に入っていた鳴門。破壊力があるワケではないが、とても試合巧者のチーム。
この日は、第1試合が智弁和歌山、第3試合が優勝をした大阪桐蔭(エースが阪神の藤浪投手)だったこともあり、甲子園についたときには満員。それでも、外野席に入ることができただけマシだった。
試合は、序盤から大竹君が評判に違わぬ落ち着いたピッチングを展開。優位に試合を進めた。そして、ネットでも話題になった「ドカベンプレー」で1点を追加し、甲子園勝利を成し遂げた。
その日に帰宅後、父はいつになく上機嫌だった。そして、「今度甲子園に行くことになったら応援に行く」と。
そして、その父の発言は次の甲子園(センバツ)で果たされることになった。
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